皆さんこんにちは。
本日はトヨタのiQという車の整備作業の様子を紹介したいと思います😃
3ドアの小っちゃくて可愛いやつですカワ(・∀・)イイ!!
今回は、エンジンマウントという部品の交換を行います。
エンジンマウントって何ぞや?パ○マウントベッド?
違います。
クッションという点では似ているかもしれませんが(笑)
車のエンジンってかかってる(回ってる)時って振動しているものなんです。なので、例えば車のエンジンルームにガチっと固定したとするとどうなるか…
振動がフレームに伝わって全体がブルブルと震えてしまうんです。さらにはミッションもエンジンに固定されているものなので、変速のショックなどもダイレクトに伝わってしまうんです。
多分乗り心地が悪くて乗れたものじゃないと思います(;^ω^)
それを解消してくれる部品がエンジンマウントってわけです😎
エンジンマウントはエンジンミッションと車のボディーを繋げるクッション材の役割を果たしています。
材質は基本的にはゴムでできている(物によっては液封という内部に液体を入れた物もある)のですが、これが経年劣化等で切れてしまうと振動や異音が出てきてしまうんですね。
というわけでこのiQには3点マウントが付いているのですが、今回はお客様のご意向で3点すべて交換していきます。
まずは右側(運転席側)から
青丸の部分が一体物なので丸ごと交換になります。赤丸の部分に緩衝材が入っています。
って取り外そうとしていたら
補機ベルトがえぐれているぅぅぅ!恐らく走行中に巻き上げた小石か何かがプーリーとベルトの間に挟まって一部分だけ損傷したものと思われます。
この車は構造的にタイヤハウスからエンジンルームに異物が飛びやすくなってるような感じがします(個人的感想)
このまま放置してしまうと切れてしまう危険性がありますので、お客様にご確認のうえ交換させていただきました。幸いプーリーの欠け等の破損はありませんでした。
というわけでマウントを交換していくのですが、そのまま外してしまうとエンジンの重みで位置がズレてしまうので
この様にエンジンの下部、オイルパンの部分を柔らかめの木材を使って押さえます。
後はボルトナットを外していき、新しい物と交換します。
まずは一ヶ所完成です。続いて左側(助手席側)です。
左側はバッテリーの後ろ側の少し奥まった所にありますので、バッテリーやブラケット類を外していきます。
新しい物を仮付けした画像ですが、赤丸の部分がゴムのマウントになっています。こちらも一体物なので、丸ごと交換です。
最後はエンジンとミッションの下部後方中央に付いていますこちら
ちょっと名称が変わってエンジンムービングロッドなんてかっちょいくなってますが…まぁマウントです(笑)
ボルトとブラケットを外してエンジンを少し前方にずらして外します。
このメンバーに挟まる様に取り付けてあるタイプの車種は、下廻りをぶつけていたり、過去にジャッキを掛けられていたりするとメンバーが曲がって抜けなかったりする事があるのですが、このお車は大丈夫でした。
新品を取り付けました。赤丸の部分がマウント部です。青丸の部分も可動式のブッシュになっています。
以上で作業完了になります😊
エンジンの振動も減って乗り心地が良くなりました☆
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